カブトムシの成虫の寿命はどれくらい?寿命を延ばすポイントと餌
子供のころ、カブトムシが大好きでした。
とくにオスのカブトムシはつのがかっこよくって、2匹で戦わせたりしていました。
自分が男の子の親になり、カブトムシをお世話することになって初めて、子供のころにやっていたカブトムシの飼い方は、間違いだったことを知りました。
カブトムシの成虫の命は短いです。
大切に育てて寿命を延ばしてあげたいですね。
カブトムシの寿命ができるだけ延びる飼い方のポイントをご紹介します。
カブトムシの成虫の寿命はどのくらい?
カブトムシの成虫の寿命は短めです。
国産のカブトムシの成虫の場合、だいたい2か月くらいで死んでしまいます。
外国産のカブトムシの寿命はもう少し長く、半年~1年位と言われています。
だいたいのカブトムシは、夏休みが終わる8月下旬から9月始めくらいには死んでしまうのです。
だから、この時期が近づくと、カブトムシの元気はなくなっていきます。
カブトムシというのは1年の大半をは地面の中で幼虫として生きています。
イモムシの姿で過ごすのが一生のほとんどなのです。
カブトムシのあのカッコイイ姿は、いわば最後の晴れ姿。
最後の2ヶ月ほど子孫を残すために、あの姿で過ごすのです。
カブトムシの寿命を延ばすには?
短いカブトムシの成虫の寿命。
できれば少しでも長生きさせてあげたいですよね。
そこで、カブトムシの寿命を延ばすポイントをご紹介します。
・温度帯は20℃~28℃
・30℃以上の高温にしない
・湿度をほど良くして、乾燥を避ける
・酸欠にならないように、通気性を良くする
・ケースのサイズを大きめにする
・中に敷くホダオガやハスクチップをケースの5分目くらいまで敷き詰めて、カブトムシがもぐれるようにする
・オス同士はケンカをしやすいので、できるだけ一緒に入れないほうが長生きする
・餌をきちんと取替え、ケース内を清潔にする
・栄養たっぷりの昆虫ゼリーを与える
・触りすぎない、ストレスを与えない
・日陰の風通しのよいところにケースを置く
このようなことに注意をして、愛情をもってお世話すると寿命が延びて、10月過ぎる頃まで生きるかもしれません。
カブトムシの寿命によい餌とは?
昔はスイカの食べた後の皮などをカブトムシにあげていましたが、最近は昆虫ゼリーをあげることが一般的ですね。
栄養満点の昆虫ゼリーは腐りにくいですし、飼育ケースの中も掃除しやすくてお手軽でオススメです。
昆虫ゼリーの代用として、バナナが1番カブトムシには良いです。
植物性タンパク質も栄養も豊富なので、カブトムシを長生きさせるのにも効果的な餌です。
また、りんごも餌としてあげて大丈夫でしょう。
そして、カブトムシにあげてはいけない餌もあります。
実はスイカ・メロン・キュウリなどは水分が多いので、これらのものを餌として与えると、カブトムシのオシッコの量が増えてケース内が不衛生になりやすくなります。
果物をあげる際は腐りやすいので、毎日取り替えて飼育ケースの中を清潔に保ってくださいね。
また、カブトムシやクワガタムシは羽化した後10日~2週間の間は餌を全く食べないのが普通です。
この期間は餌を食べないといって心配しなくて大丈夫なので、見守ってあげてください。
まとめ
いかがでしたか?
短い命のカブトムシ。
愛情をたっぷりかけて長生きさせたいですよね。
うまくいけば繁殖させることができるので、来年もまた会えるかもしれません。
カブトムシは下痢をしませんよ、フンは液体です。